お餅つき
月にはウサギがいて、餅をついている…というのは、日本の話ですね。中国では、月に桂男という者が囚われています。美しい男性のため、女性は長く月を見ていると魅入られて帰って来れなくなるそうです。
年末のお餅つきに呼ばれ行ってまいりました。年内は2回、年明けに3回行かせてもらいます。そのうち1回は、地域高齢化のため今年で餅つきをおやめになるそうです。餅つき準備は力仕事で、若い男性の手が必要ですね。僕も当日の手伝いはするのですが、前日以前は難しく悔やまれます。
お米は古来から神聖な食物とされていました。特に蒸してつく手間暇のかかる餅、醸造させる日本酒は、神の力の恩恵によりあやかれるものとして特別視されています。
お正月になると、年神様がいらっしゃって、世の人に一つずつ年をくださいます。「お年玉」は、「年神様の魂」のおすそ分けです。元来お金ではなく、お餅を配るものでした。お餅が丸いのは、鏡を模しているからです。鏡餅ですね。鏡も大変神聖なものです。起源は古く、水鏡から始まります。自己を映しだし、もう一つの世界と繋がるアイテムです。
お餅は年が明けてからいただきますが、つきたての柔らかさも味わいたくて、味見をしちゃいました。
同居人の渚がカレーパンを買ってきていて、こんな朝ごはんになってしまいました。